2022.01.01

心と体気になる病気子どもの病気

成長期の子どもの足

2018年8月発行 はっぴ~エコチルVol.15に掲載

内また歩き

内また歩きは注意した方がいいですか?

 【A】内また歩き(「内旋歩行」または「うちわ歩行」とも言います)、つまり歩くときの足の踏み出しが内側を向く歩き方はお子さんの発育段階で比較的よく見られます。幼稚園児の20~30%で内また歩きを認めたという報告もあります。自然に軽快していくことが多く、内また歩行自体は機能的には問題にならないことが多いとされていますが、まれですが神経・筋疾患や代謝性骨疾患などの病的な原因が潜んでいる可能性もありますので、気になるようでしたら小児科もしくは整形外科への受診をお勧めいたします。

X脚やО脚

子供の脚が曲がっている(そっている)ように感じます。歩くのは不自由ではありません。
X脚やO脚にならないようにするにはどうしたらよいでしょうか?

 【A】お子さんの足の変形を気にされ整形外科を受診する方は少なくありません。ご質問いただいた方のお子様は足が反っているとのことですが、そういった変形は反張膝といいます。小児の関節は柔らかいため約20度までの反張は正常範囲と考えられ成長とともに減少していきます。また一般的に乳幼児の膝は内反しており(O脚)、歩行開始後から徐々に外反していき6歳にかけては逆に外反が強くなります(X脚)。その後成人にかけて徐々に外反は減少していきます。つまり子供の足は元々形態的に大人とは異なっており、多くの場合成長過程で自然に改善していきます。
  一方で病的なものとしては、靱帯の異常(内側・外側側副靭帯などのゆるみや欠損など)、先天的・後天的な大腿骨・脛骨の形態異常(Blount病(すねの骨の内側上端部が成長障害をおこし、脚が曲がってしまった状態)、くる病、骨系統疾患など)、外傷後の変形(骨端線損傷や骨幹部外傷など)などがあります。
  ご心配であれば一度受診をお勧めします。特に生理的経過から大きく外れていたり、片側のみの変形などの場合は病院を受診されてください。

教えてくれたのは、
整形外科医 土屋 卓人先生

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